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俺「肩借りて悪い…うっ」
奏「もう少しだ。我慢しろ」
トイレの奥の個室に入り
奏に背中をさすってもらったが
吐きたくはなかった。
俺「吐きたくない」
奏「履いた方が楽だと思う」
俺「うっううっ、おえっ」
保健室にて
先生「大変だったねー。
ベットで休んでおきなさい。
ちょっと職員室に行ってきます」
寝転がった俺に
奏は優しく言った。
奏「頑張ったな」
俺「ありがとっ…あ"」
急に苦しくなり、
上半身を起こした。
奏「ど、どうした?」
俺「あ"っ、はあっはあっ…
ぜ、せんそく、ほっ…さ」
奏「え!どうしよ…
学校では初めてだよな…
遊んだ時はあったけど」
ガララッ。
ちょうど先生が来たようだ。
でも、俺の視界はもう薄れてきて_。
俺は目を覚ました。
ベットで寝転がって
吸入器を咥えていた。
吸入器を誰かが支えていて、
見ると優しく微笑む奏がいた。
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