俺の闇を照らす君

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裕也「それって…」 奏「…お前には言ってもいっか。 一昨年までは、3人で暮らしてた。 今は2人なんだ。 お母さん、お父さんと離婚して…。 理由は父親が俺を虐待してたから。 お母さんは夜遅くまで仕事だったから お母さんがいない時に目を盗んで…」 裕也「話してくれてありがと。 いくつか質問なんだけど… 怪我ないよね?」 奏「虐待って言っても、 性的な虐待だったんだ。 このアイロンは、 俺が言う事聞かなかったから ちょうど裸になってた俺に ジュってな」 裕也「辛かった…な」 奏「もう終わった話だ。 裕也は今も辛いことがある。 裕也の方が苦しんでるよ」 奏はそう言って 俺の頭をポンと叩いた。 奏「じゃ寝るな」 裕也「うん」
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