20人が本棚に入れています
本棚に追加
裕也「それって…」
奏「…お前には言ってもいっか。
一昨年までは、3人で暮らしてた。
今は2人なんだ。
お母さん、お父さんと離婚して…。
理由は父親が俺を虐待してたから。
お母さんは夜遅くまで仕事だったから
お母さんがいない時に目を盗んで…」
裕也「話してくれてありがと。
いくつか質問なんだけど…
怪我ないよね?」
奏「虐待って言っても、
性的な虐待だったんだ。
このアイロンは、
俺が言う事聞かなかったから
ちょうど裸になってた俺に
ジュってな」
裕也「辛かった…な」
奏「もう終わった話だ。
裕也は今も辛いことがある。
裕也の方が苦しんでるよ」
奏はそう言って
俺の頭をポンと叩いた。
奏「じゃ寝るな」
裕也「うん」
最初のコメントを投稿しよう!