ランディスの歴史

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 そしてランディス国を代表にした東大陸は、モンスター被害の話し合いにランディスの国王を出した。  各国の話し合いの末、世界中で連携を取ってモンスター討伐専門組織を作る運びとなった。  そして各国の代表国がそのモンスター討伐専門組織を管理する事になり、東大陸は各国の国王を集め、その組織をどう管理するかを話し合った。  その結果ーー。  東大陸をランディスが統一するという事が決定し、王都も必然的にランディスとなる。  他の国はランディスの傘下としてランディスの一部となり東大陸はランディスに統一された。  今まで国王だった各国の王家はランディスの貴族という扱いに変わり、各エリアの管理をする事になる。  普通なら貴族より国王のが良さそうな気がするが、ランディスはこの大陸で一番最初に出来た大国だし、何より物作りの技術力に長けており、大層裕福な国だった。  小さな国々はハッキリ言えば、財政があまり良くなかったので、ランディスの参加国になった方が国益が出ると予想し、吸収合併をする事を、半ば強引にランディスに持ちかけた。  大陸全体を管理した方が情報入手もしやすいだろう、とランディス王は東大陸を統一する事にした。  各国の管理とモンスター討伐組織を任された当時のランディスの国王はかなり有能な国王だったので  テキパキと各国をエリア分けし、ハンター協会を早速作り、東大陸全域に幾つかの支部を置き、腕に覚えのある人材を国中から集めた。  それが現在のハンター協会だ。  ランディス王家は元々頭脳明晰で有能な人材が多く、そして何事も  【出来る人間が出来る事をすればいい】  という合理的思考だった。  そうなると当然だが実力主義の政治をする。  結果、  【ハンター協会の会長はこの国一番の強者】  がする事が決定したのである。
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