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ランディスの歴史
この世界の東に位置する大きな大陸には、昔から大小様々な国が存在した。
世界的に近代化が進んだ近年、東大陸にある国々は一番大きな国に吸収される事になった。
その代表国がランディスという東大陸で一番の大国だ。
ランディス国の歴史は古く、一説には初代の王は千年以上前にこの大陸に小さな国を興したらしい。
らしいと表現されるのは、ハッキリとした資料が無いからだ。
ただこの世界には昔から、今で言うところのモンスターと呼ばれる種族が多数いる。
おそらく、人間よりはモンスターの方がこの世界には早くから産まれ、生息しているのだろう。
人間はモンスターから身を隠しながら、徐々に数を増やし、そして繁栄した。
それと共にモンスターとの共存問題が発生する。
今から数十年前ーー。
当時、世界中がモンスターの被害に悩んでいた。
そして各国の国王達は、世界中の国王を集めてモンスター対策をする会議を開く事になった。
ーーが、
「世界中の国王を一箇所に集めたら、物凄い大人数になるし、どこにそんな大人数集めればいいんだろうか?」
と至極ごもっともな意見が出たので、
「じゃあ、各大陸から代表国を決めて貰って、代表国だけで話し合いすれば良いんじゃないか?」
とかなりお気楽なノリで首脳会議が決定した。
そして各大陸の一番の大国が必然的に代表国となり
東はランディス。
西はタナトス。
南はローゼス。
北はナルゼン。
が代表国となった。
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