不滅の人類魂

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その後、1つのスポーツ競技に注目している者がいた。 それは、野球である。 1つの国の中に数多くのチームが存在し、数ヶ月の間に互いに競い合う、いわゆるプロ野球。 これが提唱され、やがて行なわれ、またたく間に国中の人達に受け入れられていった。 チームも次々と増えていった。 そんな中で、1つのチームが、とある名称を考え出した。 「ジャイアンツ」である。 かつての大文明時代の日本という国にあったプロ野球で黄金時代を築いたというチームがあり、それになぞらえたようである。 そして、年に1度リーグ戦が行なわれ、最多勝利チームを優勝とした。 ジャイアンツも何年目かに優勝した。 そのときの1選手による演説より。 「我がジャイアンツは永久に不滅です」 この発言に、人々は様々な思いを巡らせていった。 「これは、大昔のあの時代のとある選手が引退時に発していた言葉だ。歴史に詳しい者なら知っておる」 「その時代の人々、もし未来の我々の様子を知れば、人類が消滅しようが決して滅びないんだなと、大いに感動するであろうな」 ―――終わり―――
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