私と夫は急に冷めて離婚の危機に!

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1.離婚の危機 私の名前は綾瀬安里【アヤセアンリ】。 年齢24歳で専業主婦。 私は結婚していて夫もいます。 夫の名前は綾瀬巧【アヤセタクミ】。 年齢は28歳で作家です。 夫は毎日作家というお仕事で忙しいのです。 しかし、そこが問題。 以前までは私がアプローチをすると一緒に行動してくれました。 今はお金に目がくらんでお金の事しか考えていません。 今も私はアプローチしていますが夫はぜんぜん反応してくれません。 これはまずい事だと思います。 どうすればいいのでしょうか。 私には解決策がわかりません。 仕方ないので私は夫のとこへ行こう。 お話をすれば気が変わるかもしれません。 夫のお部屋の前に着くと私はドアをノックする。 「巧、今平気かな?」 「安里か、どうした?」 「お話したいの」 「ごめんな、今お仕事で忙しい」 「そ、そうなんだ、わかった」 私は諦めてリビングに戻る。 リビングに戻るとソファーに座ることにした。 「巧はどうして変わったんだろう、以前まではデートもしてくれたし、ちゃんと相手もしてくれた」 私はどうしてそんな風に変わったのかを考える事にした。 いくら考えても思いつかない。 作家というお仕事をしている以上はしょうがないと感じる。 でも、少しくらいは私の相手をして欲しい。 この状態って冷めてるのよね。 本当に離婚になりそうな予感がします。 実は離婚するための書類はもう手元にある。 この状態が続くのであれば私は離婚するしかないと……。 もう一度、巧の所にいってみよう。 巧のお部屋の前に来るとドアをノックした。 「巧、お話いいかな?」 「だからさ、今お仕事で忙しいの、後にしてくれ」 「……」 私はその場で泣き崩れた。 なんで巧はお仕事ばかりしているの。 そんなにお金が欲しいのかな。 お金なら十分あるのに……。 私は両手で顔を覆ると泣きじゃっくっている。 すると巧がお部屋から出てきた。 「安里なんで泣いているんだ?」 「巧のせいでしょ、私の事をぜんぜん構ってくれないから」 「だから、それはお仕事で」 「お仕事、お仕事ってそんなに私よりお仕事が大事なの?」 「お金がないと生活できないだろう」 「お金なら普通にあるじゃない、もっと稼いでどうするのよ」 「貯蓄して未来のためにだな」 「じゃあ、巧は私よりお金を取るのね」 「そ、そういうわけじゃないよ」 「そういうわけじゃないってどういう事よ、教えて」 「その、あの、なんだ、お金があればいざなんかあった時に困らないだろ」 「……」 「安里?」 「巧は貯めているお金をぜんぜん使おうともしないじゃない、そのお金で何処かに行くわけでもない」 「まぁ、貯めているだけだな」 「やっぱり、巧はお金が一番大切なのね」 「あ、安里、それは違うぞ」 「もう信じられない、離婚して」 「なんでそうなるんだよ、待ってくれ」 「もう待てないし、限界、離婚して」 「俺が悪かった、もうお仕事ばかりしない、約束する」 「口約束なんてすぐ破れるからね」 「わかった、紙に書いて証拠を残そう」 「うん」 巧は紙を用意すると色んな事を書いていく。 書き終わると私に見せきた。 私はそれを見ている。 「これでいいよ」 「良かった」 「巧、私はね、お仕事も大事だけど、以前の巧が大好きなの、そこはわかってほしい」 「ごめんな」 「ううん、わかってくれればいいのよ」 巧と安里は離婚の危機だったが巧は過ちに気づいて以前のように安里を大切にする事を改めて決めた。 もちろんお仕事も大事だが妻を放置するのは夫婦としてどうなんでしょうか。 結婚しているのに夫婦で行動を共にするお時間が少ないと離婚しかねない。 今の現代社会と同じだよね。 その後、巧と安里はお互いの気持ちを大事にしてデートをしたり、一緒に料理したり、何処かに一緒に行く というのをしています。 お仕事ばかりをしているといくら大好きな人でも愛想をつかされて見捨てられる。 人と人との繋がりは大切。 巧と安里はそれを改めて大事にした事で二人で色々と乗り越えれるでしょう。
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