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 私がコトに電話するまで3日かかった。  その間、泣いて泣いて、傷ついた気持ちをどうしていいのか分からなくて、それでも大学行かなきゃって気持ちだけで生きてた。     3日経って、コトに言わなきゃ。聞いてもらわなきゃって思って。  どういえばいいのか分からないまま勢いで電話をかけてた。  コトが別れてから今が何日目のことか分からないけど。  でも―――きっと限界になったからかけてきたのは分かる。  でもどうして別れることになったりしたんだろう。  ちぃくんが浮気した?  いや、ないよね。  もしそうだとしたら、創みたいに……大学入ってすぐの方がおかしくない。  もちろん、創とちぃくんは違うだろうけど。  4回生にもなって、ましてや来年予備試験を受けると言っている人が、今更そんな状態になることは考えられない。  だとしたら、試験に集中したいから?   でもそれもなんか腑に落ちない。  琴莉は我が儘言って困らせるタイプではないと思う。  じゃなきゃ、ちぃくんが3年間も高校生と付き合ったとも思えない。  うーん……じゃあ、コトがちぃくんと別れようって決めたとか? まさか。それは絶対ないか。  考えてもしょうがないことだから、考えることをあきらめてゴロリとベッドに転がった。  私と創は……もう無理なんだよねって、そんな事実をまた改めて思い出して苦く笑う。
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