迷いの絵

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迷いの絵

今日も俺は絵を描いている。絵を描くのはとても好きだ。赤、青、黄色、緑、色んな色に色んな形が一つ一つ合わさったピースみたいだ。 でも、それだけじゃない。綺麗な景色をもっと綺麗に彩りたいと俺はそれを考えるだけで手が止まらなかった。 小さい頃から絵を描き始めて両親によく褒められた。幼なじみの彩も俺の絵を見てよく笑ってくれた。 俺は君のその笑顔がとても好きだった。最近、両親は仕事が忙しいのか褒めてくれなくなっが彩と幸だけは俺の絵を見てくれた。幸は素っ気ないが悪くないって言ってくれる。 それだけで俺は嬉しかった。でも、俺はもうじき描きたい絵が描けなくなってしまうかもしれない。それでも描き続けたのはどうしても描きたい絵が沢山あった。 昔よく彩と遊んだ公園、幸と彩と一緒に出掛けたショッピングモール。それ以外にも俺が想像で考えて描いたオリジナルの絵。外の景色や風景等、俺が考えた絵以外にも俺は君を……いや、君達を描きたかった。
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