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第13話
あれ、そういえば神崎先輩は……?
「あ、ねぇねぇ。ドアの前でもっくん(神崎)が顔真っ赤にしてうずくまってたけど」
「何かあったのぉ〜?」
もっくん?
神崎先輩かな?
「……大丈夫だろう。放っておけ」
「「はぁーい」」
「委員長、今の所生徒会の親衛隊はまだ動いていないみたいっス」
「そうか。」
生徒会。親衛隊。
………しーくん。
「ボクたち!」
「ひろたんの前髪守り隊!!」
「……えぇ!?」
「ふっふっふ…見たよひろたん!」
「君のその前髪の下を!」
「ちなみに風紀委員は全員見たぞ」←
「な、なぜ」
「「理事長に写真見せてもらった〜✩︎」」
し、獅之助さんんんんん
なんでそんなこと……
「ボクたちがひろたん見ても警戒しないように見せてくれたんだ〜」
「可愛かった〜」
「ホクロがセクスィ〜ってごうちゃん言ってたよ」
「言ってねぇよ!!」
「え〜?でもいいんちょもずっと見てたよね!」
「……」
「ゴメンナサイ」
!?何が、何が真緒先輩に伝わったの…!?
堂島先輩はすごいオーラ出てるし…
風紀室のドアが開く。
「もっくんだー!」
「復活したー!」
神崎先輩が入ってきた。
こっちに近づいてくる。
「さっきは…ごめん、嫌な態度取っちゃった」
「あ…い、いえ!お騒がせなのは僕の方だし…」
スッと神崎先輩の手が、僕の左頬に添えられる。
先輩の顔がゆっくり近づいてくる。
(ちゅ、)
「………っえ」
「ふふ、かわいい」
「「な、な、もっくんーーー!」」
「もぉ〜なぁに2人とも。うるさぁ〜い」
「ボクだって我慢してたのにぃ〜〜〜!」
「ずるーーいーーー!!」
「神崎先輩……やるな」
「…………」
ふ、風紀委員は危険だ……!
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