205人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
第14話
今日のところは顔合わせだけで解散となった。
「東雲、深山を部屋まで送ってやれ」
「なんで俺が…」
「………」
「……先輩、その見つめる作戦やめてもらっていいすか」
「宇京はね、本当に言いたいことを目で訴える癖があるんだよ」
「それは…口で言わないとダメなんじゃ…」
神崎先輩が僕の腰を抱きながら教えてくれた。
何故腰を…?
「もっくんセクハラ〜」
「どこ触ってんのよ〜」
「腰〜」←
しかも離してくれる気配はない。
もう解散したんじゃ…
いきなりわしっ、と神崎先輩が両手で腰を掴んできた。
「ひゃっ…な、何ですか…?」
「いや…細いな〜って」
ゾワリと背中に電流みたいなものが走る。
思わず身体が強ばる。
「う、は、離してくださいっ…」
さっきのキ、キスといい、これといい、神崎先輩はちょっと危ない気がする…!
「神崎」
「はーいやめるやめる」
「変態め」
「優男め」
「あは、怒涛の悪口〜」
助かった…。
(※短いです。更新サボってごめんなさい)
最初のコメントを投稿しよう!