2人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
第2話 出逢い
貴子は 今日も 持ち前の そのスキルと キャリアを発揮して…
父親が会長を務める【四谷】の傘下の企業の経営指導に奔走している。
真っ赤なスポーツに乗り、後続には護衛のメルセデスを従えている。
…………………………
【四谷エレクトロニクス産業】にて
貴子
「やはり、これからは エレクトロニクスの時代ね。
こちらの会社には 私も期待しているわ。
社長も若いのね。
あらっ、私と同い年だわ☆……… 」
社長の桐生 隆史(きりゅう たかし)
「貴子さん、ありがとうございます。
こちらでは 東大工学部卒の社員達がアメリカのマサチューセッツ工科大卒業の社員達とトップレベルの開発競争を社内で繰り広げて最先端技術を極めています。
開発費は かかりますが それ以上の成果を出し続いているんですよ。」
《この社長のセンスは ズバ抜けているわ。》
貴子は感心している。
貴子は ふと この社長:桐生 隆史に興味を持った。
「桐生さん、サーフィンとかのスポーツ派?
それとも コレクションとかのインドア派なの?」
桐生社長「趣味は こんな感じですから車のようなメカが大好きです。車集めもドライブも好きです。 」
貴子「ご結婚は しておられるの?
彼女は いらっしゃるんでしょう? 」
桐生隆史「残念ながら 車が彼女みたいなものです…。 」
貴子「車がお好きなら話が合いそうだわ。
いつか車のコレクションを見せていただきたいわ。 」
隆史「分かりました、 喜んで 御招待いたします。
ドイツ ポルシェのロードスターでドライブしたらスカッとしますよ。 」
貴子「楽しみにしているわ。 」
……………………………
数日後、貴子は桐生隆史のガレージに来ていた。
隆史「貴子さん、 どうぞ乗ってください。
これが自慢のポルシェのロードスターです。」
隆史は貴子と海の見える丘までドライブして行った。
貴子「何年ぶりかしら? こんなに気持ちの良いドライブは……。
隆史さん、ご迷惑じゃなかったかしら?
職権乱用も良い所よね…私ったら。」
隆史「そんな事ないですよ。
僕も 貴子さんのような美人とドライブなんて
今まで無かったですからね〜☆
すごく楽しいですよ。
また一緒にドライブお願いしますよ。」
貴子「こんな私で良かったら…また誘ってくださいな。
それとも もっと若い女の子が良いんじゃない…?」
隆史「僕は もうそんな浮ついた歳じゃないですよ……。 」
貴子は
《私の父の権威と財産が お目当てじゃないの?》
と冗談を言おうとしたが、隆史が 割と真面目な感じの男なので自粛した 。
貴子の「また会ってくださる? 」
と意味深な問いに 隆史は
「モチロンですよ。
貴子さんと一緒だと…楽しいです。 」
と返した☆
ドライブの帰りに隆史は貴子の組んだ脚が美しいと感じた。
………………………………
良い感じになってますね〜。
あれっ、そういえば護衛の姿が?……
護衛係:小野寺 昭也「ん〜、まあお嬢様も女ですからね〜☆ そこまで護衛しなくても良いかな☆」と言っています。
最初のコメントを投稿しよう!