5.さみしくて

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5.さみしくて

今日は部活がオフ。 片平先輩と会えなくて寂しい…けど。 ゆっくり、宿題でもしようかな? 電話、しても良いかな…? 夕方ごろだったら電話しても良いかな? そんな淡い期待をいだきながら レンタルビデオショップで借りてきた映画を2本観た。両方、恋愛系。 1本目は青春って感じ。甘酸っぱい。 1本目を見終わった後、私は片平先輩が恋しくなってLINEした。 【片平先輩~何してますか?】 【みのり達と遊んでる!】 【そうなんですね!楽しんできてください~】 【うん!ありがと!】 【私とも遊んでくださいね?!笑】 【うん!♡遊ぶに決まってるよ◡̈♥︎暇な日あったらLINEして!笑】 幸せ。うん、幸せ。 引き続き2本目を観た。 2本目は…浮気の苦しい恋愛。 苦しい感情など色々共感できるところがあった…。 2本目も終わった頃には3時頃になっていた。 (はやい…。もう1日終わっちゃうよ?!) 焦って自分の部屋に戻って宿題を始めた。 すると片平先輩からLINE。 【おーい。何してるのー?笑】 【宿題です!笑】 【そっかー!頑張って!】 こんな短い内容だったけど…幸せ。 またLINEしてくれるなんて。 柚葉先輩たちと遊ぶって言ってたのに。LINEしてくれるなんて…。 彼女と遊ぶときに、LINEなんて! 嬉しすぎてニヤけながら勉強を再開した。 だけどそれだけだと物足りなくて 私は片平先輩に 勇気を出して電話をかけた。 「もしもし?どうした~?!笑」 「急に電話すみません…片平先輩の声が少し聞きたくなって…」 「そうか!笑 なんか嬉しいよ!」 「えへへ。片平先輩の声って落ち着きます。」 「そうかな…?ありがとう!でも、ごめんね。今から用事あるから切るね。また電話して!笑」 「はい!急にすみませんでした!」 …。奥に柚葉先輩でも居たのかな? 寂しくて連絡しちゃったけど… 嫌われたりしないかな? 不安もあったけれど とりあえず宿題に戻った。 →つづく
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