コックリさん

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盛り上がっているところで、 窓外に見えるマンションの一室にパッと灯がともった。 最上階の、隅の部屋だ。 「あれ、アキさん戻ったみたい」 アキさんは私の大学時代の先輩で、この家にも何度か遊びに来ている。 だから、みんなの共通の友人だ。 仕事で遅くなることが多かった。 深夜2時も過ぎて、アキさんはようやく自室へ戻ったようだ。 「ねえ、アキさんも呼んで一緒にコックリさんやろうよ」 そんな流れになって、私たちはアキさんの携帯に電話をかけた。 コックリさんをしていることは、内緒で呼び出すのだ。
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