17人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
盛り上がっているところで、
窓外に見えるマンションの一室にパッと灯がともった。
最上階の、隅の部屋だ。
「あれ、アキさん戻ったみたい」
アキさんは私の大学時代の先輩で、この家にも何度か遊びに来ている。
だから、みんなの共通の友人だ。
仕事で遅くなることが多かった。
深夜2時も過ぎて、アキさんはようやく自室へ戻ったようだ。
「ねえ、アキさんも呼んで一緒にコックリさんやろうよ」
そんな流れになって、私たちはアキさんの携帯に電話をかけた。
コックリさんをしていることは、内緒で呼び出すのだ。
最初のコメントを投稿しよう!