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It's not over yet!
俺は河合 啓祐。
妻の真緒、娘の真帆の3人で暮らしている。
可愛くて優しい妻の真緒。
お転婆だけど両親想いな娘の真帆。
ありふれた日常だけど、俺は満足している。
・・・満足、しているはずなのに。
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それは2週間前のこと。
俺はどうしても仕事で1時間早く家を出なければいけなかった。
『で、電車間に合うか!?』
もう少しで駅に到着する。
その時だった。
俺の視界にあの子が映り込んできたのだ。
靡く毛先に目を奪われた。
この出逢いは100万回の内、たった一度あるかないかの奇跡に違いない!
そう感じた俺の足は自然とあの子に歩み寄っていた。
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