目を覚ましたら

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超絶美形男子の説明は以下のとおり ・本当は隣で寝ていた旦那が死ぬハズでした ・私の寿命は、あと50年近く残ってた ・大器晩成で、今から裕福ライフだった ・実は双子を授かっていた ・私が死んだのは…激カワショタにイタズラした超絶美形男子のせい 「そのイタズラ内容…詳し」 『言いませんよ』 「いやいや、そのイタズラで私死んだんでしょ?知る権利が……」 その時、超絶美形男子の後ろにいた激カワショタが顔を真っ赤にして涙目でプルプルと俯いて何かに耐えていた その姿で、何パターンも妄想出来ます 本当にご馳走さまです ってか超絶美形男子…まじで何したのよ 「ほんと、超絶美形男子は何したんですか…いくらイケメンでも、こんな幼気な激カワショタに…くっそ…もっとやれ」 常識と願望が入り交じって、何が言いたいんだ…私はwww すると超絶美形男子の後ろにいた激カワショタが前に出てきて、思いっ切り頭を下げて謝ってきた 《ごめんなさい。リン様は悪くないんです。僕が……ちゃんとリン様の言うことを聞いていれば、こんなあってはならない間違いは起きなかったんです……僕のせいです……ごめんなさい》 いや~、激カワショタの声を初めて聞いたけど…やっぱり天使だわ 声がカワイイって何?初めて体験したよ ちょっとボイスレコーダー持ってくるから録音させて…… 危険を察知した超絶美形男子(リン様)が激カワショタを隠す…解せん… 「あ~…うん、まぁ…死んだもんは仕方ない。子供は……かなりショックだけど…さ」 結婚して10数年…子供を中々授からなくて、でも不妊治療とかは受けなかった。 〔子供は授かりもの〕と考えていた私達夫婦は自然に任せていた。 でもアラフォー直前で、2人口にはしなかったけど、少し諦めていた所もあったし そっか…双子授かっていたのかぁ… 逢いたかったなぁ…… などと、想いにふけていると… あれれ?おっかしいなぁ…目から汁が出てますよ 《……ひっ……くっ…ごめ…ん…なさい》 「あ~…泣かないでよ。大丈夫!来世で絶対逢うから!」 根拠もないけど…絶対に逢える気がするんだから仕方が無い。目から汁を出したまま、ブッサイクな笑顔で激カワショタにVサインした すると、なんてことでしょう…超絶美形男子(リン様)がハンカチっぽい何かを渡してくれたんだけど…何だ、このハンカチ……鼻セレブ並みの衝撃を受けるほどの滑らかなんですけど、これで目と鼻から出てきた汁を拭いていいものか悩んでいたら…… 目の前で、超絶美形男子が激カワショタの涙を指で拭っておりますよ… 激カワショタが涙目でハニカミ顔でお礼を言ってます… 何…ここは天国か… あっ天国だったwww 私得以外の何物でも無い光景に 鼻から赤い汁が出そうです とりあえず、汁を拭きましょ……
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