目を覚ましたら

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『そのハンカチは、返して頂かなくて結構です』 汁をキレイに拭いたので、先ほど超絶美形男子(リン様)から貸して頂いたハンカチを返そうとしたら、このセリフですよ ちょっと、失礼しちゃう 普通なら洗ってお返ししますよ でもね…ここ何にもないのよ。見渡す限り真っ白ななのよ 洗濯機どころか、水道は存在するの? ってか、そんな汚くないし…ちょっと鼻汁が多めなだけじゃんか 超絶美形男子を何だコノヤローと見返すと その後ろにいる激カワショタがモエ袖で目をゴシゴシしております あぁ~カワイイ… モエ袖ってこう言うのね… 天使×モエ袖が正しい公式ですね モブ×モエ袖は…モエ袖にあらず 《あの…言いそびれていたんですが、貴方の思考は……全て僕たちに伝わっているので……その……》 「はっ??」 ちょ……待って、激カワショタの口から衝撃的な内容が聞こえてきたんですがwww 『駄々漏れですよ…まぁ、思考が伝わってるも何も顔に全部出てますからね』 「おい!」 超絶美形男子が辛辣だわ そっか…思考伝わってんのか… 何でもアリだな 『まぁ…私も神ですしね…』 「あ~……はっ???神なの? まぁそんな感じだよね じゃあ、激カワショタは天使で正解??」 《天使と言うか…リン様のお仕事を手伝っている従者です。あっ自己紹介がまだでした…僕はルークと言います》 「いや、もう天使でいいじゃん(*´ω`*) ルーク君か…名が体を現してるね…ルーク君か…いいねぇ、あっヨロシクね」 『ちょっと黙れ、ルークに近寄るな変態腐女子』 さり気なくルーク君とハンドシェイクしようと思ったら、超絶美形男子こと神(リン様)にアイアンクローかまされた…許すまじ 『さっきルークが言ったように、今回のような事はあってはならない出来事です』 こめかみ押さえて涙目の私… さっきルーク君が言ってた…?? あぁ、神にイケないイタズラされて間違えちゃったヤツね 『お前は……真面目に聞く気は無いのか?もう一度、顔面掴んでやろうか…』 「はい。すんません。真面目に聞きます」 ルーク君に聞こえないように、私の耳元で背筋の凍る声で言われ…ガクブルです 『コホン……ルークは私の側近です。その側近の間違いは私にも責任があります』 イヤイヤ…あんたがイケないイタズラしたから…… 『あ?』 「さーせん。続けてください」 『なので…特別措置として、元の世界は出来ませんが、それ以外の好きな世界へ転生させましょう。オプションも好きなダケお付けしましょう』 わぁお…神からのビックサプライズ まさかの異世界転生ですよwww 「じゃあ、ルーク君の娘として…」 『そうですか、希望なしですか…』 「待って!ちゃんと考えるから、待って!!」 本当、冗談が通じないんだから… 『何か?』 「ナンデモアリマセン」 う~ん…どうしようかな… 《リン様、そんなすぐには答えは…考えるお時間が必要でしょう。ここは少しお茶にしませんか?》 ルーク君は、そう言うと右手を上げる するとそこには、アンティーク調の丸テーブルに椅子が3脚。テーブルの上には、紅茶と美味しそうなスコーンが出てきました 『それもそうですね…私も説明するのに少し疲れましたし、ルークの紅茶とスコーンを頂きますか』 「えっ??スコーンはルーク君の手作りなの??」 《はい…お口に合えばいいのですが》 「絶対に美味しいって!えっ…私も頂いていいの??」 《もちろんです》 『仕方ないでしょ……』
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