目を覚ましたら

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「めっちゃ旨い!もう一杯」 《お口にあって良かった》 天使が微笑んでます 『当然です…貴方の性別は女性でしたよね?もう少し遠慮というモノははいのですか?』 超絶美形男子が、何か失礼なこと言ってますが…ここは無視です だって、ルーク君の煎れてくれた紅茶とスコーンがめっちゃ旨いんです スコーンの程よい甘さとホクホクしっとり食感に、甘過ぎない紅茶とのコラボレーション!! お腹空いてた訳じゃないけど、一気にスコーン3つ食べたよね。もちろん紅茶もお替わりして… スコーン4つ目に手を伸ばそうとしたら、超絶美形男子の視線に耐えかねて断念しました…まぁ充分堪能致しましたし、旨いスコーンと紅茶のお陰で落ち着いてきましたよ 転生ね…さてドコにしようかな… 「あの、超絶美形…」 『いい加減、その呼び方辞めて頂けませんか?』 「えぇ~…じゃあ、腹黒…」 『呼んだらどうなるか…考えてますよね?』 超絶美形男子から氷の微笑イタダキマシタ 《あの……リン様とお呼びしたらいいのでは?》 ルーク君が恐る恐る私達の顔を伺いながら提案してきました。うん、天使かな… 「りん「様」ってなんか…」 『貴方にそう呼ばれるのは…あっ鳥肌が…』 「なんでwww」 う~ん…神様なんだけど、何か違うというか…いや、神様って皆に平等って言うか、優しいって言うのかな? 超絶美形男子は、先ほどからルーク君の事になると本性出てるし…人間的?な感じするし…何より前から知ってるような、友達みたいな… 『神を友達って…果てしなく図々しい人ですね』 「ちょ…思考が伝わってても、そこは気付かぬふりぐらいしなさいよ」 《ふふふ…でも、リン様がこんな風に砕けてる姿を僕以外に見せてるのは初めてかもしれません。》 僕以外…だと…… 『……砕けていませんよ』 えっ…ちょっと、超絶美形男子が照れてるよ…えっまさかのツンデレ属性持ちだったのか…… あれ?もしかして…激カワショタ×超絶美形男子なのか、最初の情報が正解…… 『本当に…いい加減、その思考を物理的に止めるぞ……』 ……わぁお、脳内に超絶美形男子の声が、そして視殺される眼差しが… 「ごめんなさい!!!」 とりあえず、椅子の上で器用に土下座しておきました。 物理的にって私死んでるんだよね…どうやってかは考えるの辞めよう 「じゃあ、何て呼べば…失礼承知で「リッチャン」と呼んでもいい?」 『何故に「ちゃん」付けなんですか…まぁ、神ですから…神は皆に平等ですから、神は皆に優しいので、貴方の申出を許可しましょう』 エライ『神』を強調すんなwww 私が人間的とか思ったからかwww カワイイとこあるじゃんwww 『調子のんなよ……』 「さーせん……リッチャンwww」 『……ッチ……』 《ふふふ…》 『神』の舌打ちイタダキマシタwww 天使の微笑みも…ご馳走さまです あまりふざけてると、物理的な制裁が下されそうなので…ボチボチ辞めます、ハイ… 『で…何ですか?』 「はっ?何って??」 『貴方の頭は鳥並ですか?先ほど何か聞こうとしてませんでしたか?』 鳥って…失礼しちゃう そもそも、リッチャンが話の腰を折ったのに…酷くね? 「えっと、転生って元の世界以外なら、本当にどこでもいいの?」 質問しながら、そ~っとスコーンに手を伸ばしたら、リッチャンに叩かれた… 『残りは私のです…えぇ、ドコでもいいですよ。魔法の世界や、妖怪の世界…獣人の世界もありますね』 ふぁ!!獣人の世界って何!! モフモフパラダイスじゃない!! 虎×ウサギとか…狼×ネコとか…堪らん! 『と言うか、さっさと決めて下さい。ルークと色々やることが詰まってるんですよ』 ヤルことって何!!! 『ほんと、貴様の思考が気持ち悪い』 リッチャン、辛辣!! ってか口調www 《そう言えば…最近、ゲームの世界が出来ましたよね》 『あっ…それは……』 「マジで!!その情報詳しく!!!」
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