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『では、そちらへ転生しましょう』
4つ目のスコーンを完食し
美味しい紅茶を頂きながら
優雅な一時を過ごしていた私に
4つ目のスコーンを食べた事を許すまじと言う般若のようなお顔で、嬉しい事を告げてくれたリッチャンが…躊躇なく脳天にゲンコツかましてきた
ちょ…ありえない音したんですけど
私の脳天割れてない
目の前にお星様が……
余りの痛さに、声も出ず…
頭抱えて悶絶してたら…
《リン様!!やりすぎです!スコーンはまた焼きますから!!…大丈夫ですか?》
ルーク君…いや、天使が私にかけより頭を撫でて下さいました
マジ天使…ルーク君連れて行きたい
ウチの子にしたい
『ふざけたこと抜かしてると、闇に葬りますよ』
「ヒッ!!!」
《リン様!!……もう…》
ルーク君の後ろに隠れてやりました
隠れ切れてないけど…ルーク君からフローラルな匂いが……
《貴方も…ふざけないで下さい!》
「スミマセン」
天使に怒られたwww
怒った顔もカワエエ~
『ダメだ…ルーク、やはり刀のゲーム世界への転生はなかった事に…』
「ノォォォ!!スミマセン、やり過ぎました!反省しました!ゴメンナサイ!!!」
今まで一度もしたことないスライディング土下座しました。人間…必死になれば何でもデキルヨネ…ハハハ
『……まったく、普通「死んだ」と聞かされたら、もっと戸惑ったり、落ち込んだりするものでしょ?』
「いやいや、これでも戸惑ってるし、落ち込んでますよ…」
『…………』
無言はやめてwww
だって、生き返る事は不可能な訳だし、死んだことを「無かった事」にも出来ないし…このまま輪廻転生?かな~とか思ってたのに、まさかの異世界転生話出て来て…
ってか、こんな携帯小説みたいな展開誰が予想つくよ!!
まぁ、それだったとしても、確かに私はふざけすぎてるかもしれないなwww
『まったくですよ…で、本題はここからです』
「本題?」
《はい。貴方を転生するにあたりリン様と色々話しました》
ルーク君が、それは天使の微笑みで説明し出しました……カワエエ
《もう……真面目聞いて下さい》
「はい。サーセンwww」
真面目ですよ。真面目にカワエエな~と…
『ゴホン!!』
真後ろでリッチャンの咳払いが…背筋ピシャーンと伸ばし、真顔でルーク君を見ました
《ふふ…本当に仲良しですね。リン様の初めてのお友達ですね》
お友達……えっ?初めての??
『ルーク…続けなさい』
《ふふふ…スミマセン。では、説明を続けますね》
めっちゃ気になるけど、ここで突っ込んだら私の刀ゲーム世界への異世界転生話がなかった事になりそうなので…断腸の思いで諦めました
『賢明な判断出来るんですね……』
《リン様!……今回の転生に辺り、貴方の年齢を10代まで遡ろうと考えているのですが…如何でしょう?》
「えっ??そんな事していいの??」
私としては、10代に戻れるなんて…何てステキなアンチエイジング
願ったり叶ったりです
『これはルークからの提案です。…先ほど貴方が「転生したら子を授かりたい」と言いましたね。今の年齢だと、残すとこ数年以内…その間に相手を見つけて子を作る作業が出来るか…正直私は無理かと…』
たしかに…アラフォー一歩手前なので、時間はないけども、無いけども!!
子を作る作業が難しいってどういう事やねん!!
私だって本気を出せば、子作りの1回や2回ぐらい……
『……レ〇プは犯罪ですよ』
「どういう意味だ…コラ」
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