いざ夢の世界へ

目を覚ましたら

《…グスッ……僕はいいと思います…》

あれ？？
何故に泣いてるのルーク君！！
泣かないで…飴ちゃんあげるから～～

ルーク君に駆け寄ろうとしたら、リッチャンの鉄壁にブロックされた…解せぬ…

『ルークもすぐ泣かない……分かりました。旦那様の時は髪の色を、ご両親の時は瞳の色を変えてお知らせしましょう』
「……ありがとう…ございます。」

ちょっと…リッチャンが神に見える

『神ですけど…何か？』

ぶれねぇなwww
そんなリッチャンが好きさwww

『……ッ…神ですから、皆に優しいだけです！けして貴方だからと言うわけでは…』

わぁお！リッチャンが照れてる
ツンデレ第二弾www

『二度目はありません…』

アイアンクロー…本日2回目です…
容赦ねぇな……
あっ…こめかみが…メキッて言ったよ
これ物理的に死ぬんじゃねwww

《わぁぁ～！！リン様！！照れ隠しとは言え、やり過ぎです～～！！》

ルーク君が止めてくれなかったら
私のこめかみがあり得ない事に…
転生する前に…ゴートゥーヘブンですよ

「もう…リッチャンは…照れ屋さんなんだからwww」
『あっ？』

すぐにルーク君の後ろに隠れましたwww

『では、そろそろ送りますよ』
「えっ！もうちょっとルーク君とお喋りしたーーい！！」
『貴様は…本来なら10分で終わる作業なんだぞ！！どれだけ貴様に費やしてると思ってんだ！！！』
「えっ？そうなの？？…ははぁ～ん、さてはリッチャン…初めての友達と離れがたくて、何だかんだで絡んでんの～？？」
『………転生やめ…』
「ゴメンナサイ！！」

あっぶね～
もう、リッチャンをからかうのはヤメマス
本当にスミマセンでした

「リッチャンもルーク君も本当に色々とありがとう」
《そんな……元はと言えば…僕が……》
「違う違う…それはイケないイタズラしたリッチャンのせいwww」
『…………』

リッチャン黙っちゃったwww
本当、反省しなさいよ…ルーク君にどんなイタズラしたんだか知らないけど、程々にしないとルーク君に捨てられちゃうぞ！！

『それはない！！』
「すげぇ自信だな！おいwww」

転生したら…もうリッチャンやルーク君に逢えないのは分かってる
だから、最後は笑顔でお別れしたい！！