2人が本棚に入れています
本棚に追加
武蔵は、名刺に書いてある場所に足を進めた。
そこは、大きな事務所というわけではなく、小さな子会社のような佇まいをしていた。
中に入ると、受付の女性がにこやかに話してくるのを想像したが、小さな人型ロボットが案内をしてくれる。
「どんなご用ですか?」流暢な日本語で話しかけてくる。ロボットの技術も進化したものだ。人間と同じように話しかける。
「えっと、説明を聞きたいのですが」と、武蔵は言った。
「1日コースと5日コースどちらになさいますか?」
1日コース:1日行きたい過去の時間に行ける。
5日コース:5日(連続)行きたい過去の期間に行ける。
と、説明が書いてあった。
そういうことだったのか。武蔵は、色々な合点がいった。
俺は、タイムマシンの受付をやっていたんだ。と分かった。
最初のコメントを投稿しよう!