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無事都心である東京に着いた 一之瀬少年
初めて見る都会の姿に驚きつつ 頼んでいた宿舎に向かうと……
なんと 見事に宿舎は丸焼けになっていたのだ
瞬「ここ……だよな、俺の新しい家……」
???「おーい きみきみ」
突然パンチパーマのおばさんに話しかけられ背筋をびくつかせる
???「もしかして君、一之瀬くん?」
瞬「あ、は、は、はい、そうですけど」
あがりながら答える一之瀬少年
大家「そう、私ここの大家なんだけど」
瞬「あ、そ、そうなんですか?それじゃ、あのこれは一体……?」
大家「実はねぇ」
かれこれ無駄話も混ざり30分
瞬「……えっと、つまりこの宿舎は連続放火魔によって焼かれたと……」
大家「そうそう」
瞬「で僕は……」
大家「今学校が うちと同じ位の家賃で貸してくれる場所を探してるわ」
瞬「それは……いつ決まりますか?」
大家「さあねぇ 自慢じゃないけどうちみたいなボロ宿舎はこの街にはそうそうないだろうしねぇ」
瞬「そ、そうですか……」
大家「まあ 、準備整ったら知らせるから街でも観光してて」
と言う訳で
かくして少年はオタクでニートなホームレスに……
瞬「う、うるさい!!」
かくして、途方にくれながらビルの森を歩く 今に至るのであった
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