シリウスの伴星

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あの日 夜が降り、シリウスだと感 じていた星が突然プラネットアー ス表明をして、あの神秘の月こそ が永遠のパートナーだと宣言した。 僕は地球。 月無しでは生きられない。 彼女は月。 彼女が支えてくれなければ僕は死 んでしまう。 僕と彼女は永遠のカップルです。 (違う…シリウスの連星をこそ カップルというんだ。 月は地球の衛星に過ぎない) 「ヒロさん? ヒロさん、 心配ならプロテクトします? 俺は平気だけど」 「いや…」 こめかみを手で挟み押さえた大貴 に 「アイスクリーム頭痛?」 陽がたずねた。
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