ハンカチ

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 女性が人混みからぬけ、一本道に入ろうとしたとき俺は声をかけた。 「あの…!」  胸が高鳴る。これをきっかけに、女性と知り合いになれないだろうか。そしてあばよくばこの運命的な出会いを経て、付き合えたりしないだろうか。  女性が振り返る。睫毛が長い、整った……。
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