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卑屈な憂鬱
光が胸を撃つ
やわらかな瞳の奥のいじらしさ
はっ、頭がいいね
知ってるんだろ
なびく万緑のもと
風を切って
君は君だと証明してくれ
足の爪から髪の先
血は通っているか
白い肌は冷たい
君は過去を生きて
僕の残響を聞いて
ひどく閉じられた空間の空白と
海馬を泳ぐ魚
いつ外に出たんだい
僕の恐怖を知っていたくせに
そうやって置いていくんだ
追いつけないや
暗くてわからないし
南はどっちだ
はっ、光がないね
光が、ないね
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