1話

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コトン! エドワーズが、仕事に没頭して2時間後。 パソコンに項垂れていると目の前にコーヒーが置かれた。 エドワーズの鼻に香ばしい香りが漂う。 彼はそっと微笑み、顔を上げた 「Good morning。リリー」 リリーは、疲れ果てたエドワーズをみて苦笑する 「Good morning。大丈夫なの? 家にも帰ってこないで。ずっといたのね」 エドワーズは、リリーが淹れたコーヒーを口にして満足気味だ。 少しばかりツンケンして美人のリリーは、 エドワーズと同じ職の警察。 2人は同期で知り合い、互いに惹かれ合って 恋人に達した。 同じ課では、有名なカップルとして名が通っている。 カップルと同時に相棒でもある。 正に、「最強タッグ」だ 「イーサン警視から書類を頼まれてね。 朝のうちに終わらせたかったんだ。」 「あぁ、そう....ご愁傷様ね。」 イーサン警視は、エドワーズの上司で 鬼畜上に仕事バカな男である 課でも、イーサンには近寄ろうとする者は居ないだろう エドワーズは、ひそかにリリーとイーサンの不満を言ったりする 「ただでさえ顔が怖いってのに。あの鬼警視。 自分でしろって感じさ」 エドワーズがそう、呟くと リリーは突如汗水を流し始めた 「あ?どうし....ぁ」 「エドワーズ警部。この前頼んだ書類は終わったか?」 後ろにいたのは「鬼警視」のイーサン警視だった
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