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ヌケル、新宿駅に着く
ゴミ・ヌケルは人ごみの中、解き放たれた。
「ちくしょう!俺は人ごみが大っ嫌いなんだ。マジでくそだ、東京はどこもかしこも人ごみだらけでムカつく」
ヌケルは、イラだっていた。無理もない。日本の夏は暑く、太陽はギラギラと容赦ない。そんな中、新宿東口の人ごみの中を歩かなければならない理不尽さは、ヌケルにとってはまさに修行である。
新宿駅構内、自動改札を華麗に通り抜けたヌケルは、決意する。
「俺は、この人ごみを抜けて新宿東口から徒歩5分の新宿ピカデリーまて辿り着くんだ。やってやる、俺はやってやるんだ!」
この様な決意をしなければ新宿の街を歩くことは出来ない。駅から徒歩5分という魔法のワードに人は騙されるが、人ごみの圧で5分ではたどり着けないのが現実だ。それ程、現代の東京は人ごみが凄まじい。
ヌケルは力強く歩き出す。人ごみの中、右へ曲がるか、まっすぐ進むか選択を迫られる。
さあ、ヌケルはどう選択するべきか?
1 まっすぐに進む
2 右へ曲がる
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