episode256 二重取りの愛

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ぴちゃぴちゃと爆ぜる 卑猥な水音で目を覚ました時には——。 「やっ……だれ……」 僕の着ているものは胸の上まで捲れ上がり 刺激を受けた胸の突起が痛いほど張りつめているのが分かった。 「はぁ……」 ベッドの上には誰か――僕に体重をかけないような姿勢で。 身体を支え小さく息を切らしている。 「んんっ……!」 尖った蕾を指先で摘まれて、僕は思わず甘い声音を洩らす。 「どうして……こんな格好でいるなんて……」 耳元で湿った低い声がした。 でもまたすぐに——。 「ちゅぷ……」 「アアッ……やっ……!」 今度は反対側の突起をいたぶる水音に代わる。
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