少年(しょうねん)のこわいもの

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少年(しょうねん)のこわいもの

 あ、でもね。そうだ。とくにこれだけがってわけじゃなくてね。いろんなものがこわく(かん)じるんだ。たとえば。こわいからあんまり()きたくないけれど。  少年(しょうねん)(ふたた)び、(おお)きな交差点(こうさてん)のはしっこで()()きはじめたのです。    少年(しょうねん)はやじうまたちの視線(しせん)から()をそらしながら、短時間(たんじかん)で、二枚(にまい)()仕上(しあ)げてしまいました。 d268c200-77d9-4475-a8c5-b0ad9b950751 6549c8fb-362f-4a6f-a42d-15250f4a8023  一枚目(いちまいめ)は、水面(みなも)()くハスの()()、それにカエルの(たまご)らしきものが(えが)かれています。二枚目(にまいめ)には、木目(もくめ)のついたテーブルの(うえ)に、チーズの()っかった(さら)()されています。  うーん、これは、もしかして、トライポフォビアかな。  (わたし)は、心理学(しんりがく)授業中(じゅぎょうちゅう)()ったあるワードを(はな)ちました。  とらいぽふぉびあって、なんのこと?
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