新舌切り雀

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 昔、昔、或るところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。  人の良いおじいさんは毎日、庭に米粒をばら撒いて雀に餌をやっていました。  それに気づいた人の悪いおばあさんは言いました。 「まあ、貴重な米を雀にやるなんてなんて馬鹿なんだよ、お前さんは!雀にやる位なら私みたいに米を炊いてご飯の残りで糊でも作ったらどうだい」 「しかし、雀が可愛いからのう」 「ふん、アホくさ」
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