第三章 仕返し

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第三章 仕返し

次の日の朝、真木さんが車で迎えに来てくれていた。 窓から中の真木さんへ話しかける。 「あの、どうして一緒に通勤まで?」 「今日から交際をオープンにして行こうと思ってさ。それより、おはよう。挨拶は、しようよ」 真木さんの爽やかな笑顔を見た。 この人がゲイだなんて信じられない。 これだけのイケメンだ。 女子は、真相を知ったらがっかりするだろう。 「あ、おはようございます」 言葉の最後が、小さくなっていった。 助手席に乗り込んで シートベルトを引っ張る。 車の通勤なんて なれてないから、緊張する。 しかも、真木さんとの通勤。 どきどきしなくてもいいのに 勝手に胸が高鳴ってしまっていた。
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