第三章 仕返し

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「そっか。うまくいったんだ」 嬉しそうな真木さん。 「それよりさ、俺との事が おおっぴらになると、 朝ちゃんは 会社で彼氏作れなくなるけど それは平気?」 私は、真木さんの方へ顔を向けた。 「ええ。問題ないです」 少し間があって 真木さんは、思いついたように 声をあげた。 「そっか。朝ちゃんは、美人だから 会社で見つけなくても 外で見つかるか」 「いえ。見つける気は ないですから。 ご心配なく」 私の言葉に真木さんは 沈黙した。
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