腐女子の恋の行方

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「おい…あおい…聞いてるの?葵!!」 友達の声で我に帰る葵こと園田葵(そのだ あおい)高校3年生の春。 私達はとあるカフェで学校帰りにお茶していた。 あたしはカフェのお兄さん同士の…を妄想していて話を聞いていなかった。 どうせ彼氏とのノロケ話だろうと聞き返しはしなかった。 「葵ったら彼氏作らないの?新君と別れて以来作ってないじゃない」 「んー今は興味ないかなぁ」 そう…あたしは日々出会った男子でいけない事を妄想しながら過ごしている。 SNSでBLカップルを見つけてはフォローをし、その呟きや写真などを見て楽しんでいた。 「そう言えば明日からくる先生ってどんな人かなぁ…」 「えっ?明日から先生変わるの?」 「あんた本当に最近ボーっとしてて何聞いてるの?会田先生産休に入るから新しい先生が来るって言ってたじゃない」
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