某企業で働いている私は突然、違う部署に行かせられて

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2.初の接待部のお仕事 私は今、接待部にいる。 接待部のお仕事は男性社員のお相手をする事だった。 私のお相手はどんな人かは知らない。 きっとこれから来るのでしょう。 すると私の前で一人の男性が立ち止まる。 「あ、あの、お願いします」 これって私に言ってるのかな? よくわからないでいる。 そのまま知らないフリでもしていましょう。 「あの、どうか、お願いします」 どう見ても私に言ってるようにしか見えない。 「は、はい、どうなされたんですか?」 「エッチお願いします」 「どうしてしないといけないの?」 「えっ? 接待部の人ですよね」 「はい、接待部の人です」 なんで私はタイプでもない人とエッチしないといけないのよ。 いくらお仕事と言ってもお相手は選ばさせて欲しい。 「お願いします、癒して下さい」 「お断りします、タイプじゃないので」 きっぱりと断ってあげた。 これで私に声をかけて来ないでしょうね。 すると次の瞬間。 「接待部にいるのにお仕事を放棄するとは何なんだ、お前は」 男性は私の髪の毛をつかんで乱暴にしてくる。 「痛い、痛いから、離して」 「離すかよ、接待部にいるならしっかりとお仕事をしやがれ、上司に報告するぞ」 「それだけはやめて、私は今日、接待部に来たばかりでよくわからないの、 優しくしてよ」 「そんなの知るかよ、接待部に居ると言う事は男性社員がルールなんだよ、 女性社員は男性社員に癒しを与えればいいんだよ、わかったか、お返事は」 「は、はい」 男性は私の髪の毛を離してくれた。 「せっかく癒しで来たのに気分がそがれた、またな」 男性は接待部から出て行った。 私は初仕事で失敗した。 この事はきっと上司にも伝わるだろう。 しばらくすると上司が私の元へ来た。 「浅川明美さん、初お仕事は失敗したんだって」 「申し訳ございません」 「それは困るよ」 「ごめんなさい、次はちゃんとお仕事をします」 「本当に頼むよ」 「はい、わかりました」 上司は接待部から出ると何処かに行った。 私の接待部での初お仕事は苦い思い出となりそうだった。 しかし、次からはちゃんと接待部としてお仕事をしようと覚悟を決めた。
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