731人が本棚に入れています
本棚に追加
で、再びヨルの話に戻るが…
なのに彼は、噂に聞くその手練手管で、あらゆる手段を用い、夜毎私を可愛がってくださる。
すごく疲れてる筈なのに…
そこで私は思い当たった。
彼は、私に相当気を遣ってくれている。
元々彼が、女性が大好きだというのは多分にあるにせよ、だ。
サービス精神旺盛な彼は、新婚ホヤホヤの新妻の私を寂しがらせまいと、一生懸命シてくれてるのだ。
でなければ……
あれだけグッタリして帰ってくるのに、週に3回もスルはずがない！
そもそも私、初カレの影響もあってか、そっちの方はわりと淡泊な性質なの。
行為自体がさほど『好き』というワケではなく、世間一般、多くの女の子と同じく、一緒のオフトンでジャレついたり、腕枕で眠ったり、時にはピロートークをしたりと…
それだけで充分に満たされちゃうヒトなのだ。
「やだっ」
いかん。
考えただけで興奮してきた。
最初のコメントを投稿しよう！