D ヨルノセイカツ

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しかし今日、 “自分だけは服を着てスル派” の彼が、初めてそのカラダを見せた。 理想どおりのシマった胸筋。 カリフォルニア・ビルダーのように厚すぎず、しかし決して痩せていない程好く鍛えられた、艶やかな皮膚層に覆われた理想的なバランス…… ああ、神さまありがとう! 「あ…ふぅ…ト、トーコ。君ってヒトは、なんてテクを隠し持っていたんだ…」 スリスリ… 「んん~、サイコーー…」 「トーコ、ダメだ…それ以上されたら…俺…は…」 _数十秒経過_ 「はっ、しまった!」 私がようやく我に返った時には、すでに遅かった。 自ら繰り広げてしまった痴態のせいで、彼の誤解を解く機会を、永遠に失っていたのだ。 そして___ プチン。 彼のさほど強固でない理性が崩壊したのは、 ほぼ同時だった。 ガバッ。 ウアアアアア、しまったあ!!
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