E 水着問答

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『と~っても良くお似合いですよ~!』 同じ言葉を何度も掛けられながら、何10着も試して選んだそれは、我ながら“イケる”と思える逸品だった。   控えめではあるものの、露出度高めのホワイト系、フェミニン仕様は、私にしてはかなりの冒険。 というのも、唯一のチャーム・ポイントであるおムネが一番キレイに見えるヤツを選んだからだ。 この気合いの入り様、何故かって?そりゃあモチロン… ダンナ様(カレ)にいいところを見せたいからだ! フフフ… __以下、トーコの妄想__ 『ただいま~』 『あら、お帰りなさい、ダンナ様』 『………』 『………』 (夕食時恒例、今日あったことのやりとり) ……………。 『へぇ、友人と海か。 いいねえ。で、どんな水着を買ったんだい?』 『見たい?…実は、偶然、さっきまで試着してまして、この下に』 ハラリ。 『うわぁ、見違えた。 これがあの、アホの赤野と同一人物とは思えない。…うん、カワイイよ』 『え、カワイイだなんてそんな…ポッ』 『ハハハ… これじゃあ、明日のビーチは君のモノだね。 でも、ダンナ様としては、少し妬けちゃうなあ。他の男に声なんか掛けられるなよ?』 『やだもー、もしそんなことがあったとし・て・も! トーコはアナタ一筋ですワ…ポポッ』 『トーコ』 『アキトさん』 ………♥️。
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