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第2回
「今日の花のパンの味は、第1回に続いてゴーヤークリーム味が出た!」
渉夢はピースとオープの暮らしている家でまったりと過ごしていました。ビリービングは外の植物にホースで水やりをしています。
「渉夢ちゃん、ゴーヤークリーム味って美味しいの?」
と、ピースもゴーヤークリーム味の花のパンを口にしました。すると、真っ青な表情になり、外に駆け出します。
水やりをしていたビリービングに水道についていたホースを外させ、ピースは水道の蛇口から出ていた水をガブ飲みしていました。
「ピース、どうした?」
ビリービングが尋ねると、
「花のパンのゴーヤークリーム味がまずかった」
と、ピースは言いました。
「ゴーってよく変な味の花のパンが食べられるよな。あいつ、味覚がおかしいんじゃないのか」
「そう言いながら、お前も花のパンを渉夢ちゃんと並んで食ってるだろう」
「う、なぜそれを……」
ピースに言われ、ギクッとなったビリービングです。
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