第2回

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 「オープからこれまでのお前の報告は、バッチリ聞いてるから」  ニコリと笑い、ピースは渉夢とオープのいるところに戻りました。ビリービングも水道の蛇口をしめ、ホースも片付けてからピースについて行きます。  彼らが戻ったとき、渉夢とオープは異世界ミュージーンの乗り物の話題で盛り上がっていました。  「オープ、ミュージーンに電車があったって本当!?」  渉夢は一口、メロティーといった紅茶のようなお茶を飲んだあと、オープに聞きます。  「本当だよ。バスだってあるよ。飛行機やヘリコプターはないかな。バスがだって地上を走るほかに、空を飛ぶ飛行機やヘリコプターの役割もしているから」  オープはプリンゼリーを完食してからそう答えました。  「地球だったら風の抵抗とかですぐ『バスのヘリコプターと飛行機』、壊れそうだけど」  「ミュージーンはその心配全然ないよ」
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