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「こっちもそろそろ…」
「!?ま、待て!それはホントに!!」
「えーなんでぇ」
「なんでじゃねぇよ!!」
流石に掘られる訳にはいかん……!
それだけは避ける!
……ここは、大人の本気を見せてやるか。
「……琉生、」
「ん?なぁに?」
その返事と同時に、瀬波の胸ぐらを掴んで引き寄せて、キスをした。
瀬波の驚いた顔が見える。
「……また今度、な?」
そう言ってダッシュで部屋を出た。
フッ、これが大人の本気だ(ドヤ坂)←
「……っ、今度、絶対抱く………!」
なんて言われてるのは、俺は知らない。
そのあと、ササッと3、4、5階を見回って、すぐに職員寮へ逃げ込むように戻った。
「はぁ、はぁ、あ、あっぶねぇーー!」
「うわ、ビビった…」
「あ、青葉…!っ、うわぁーーーん」
「っはぁ!?なんだよ、抱きつくな!!」
安心して青葉にガバッと抱きつく。
ううう、あのガキ…
「で?どうしたんだよ?」
「……襲われました」
「は?マジかよ…生徒に?」
「学生寮なんだからそうですね……」
「だからなんか服乱れてんのか…」
思い出しただけでも鳥肌が……。
でも掘られなかったぞ、うん。
「まぁ今日は休めよ。おつかれ」
「うん…」
散々だぁ……。
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