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第4話
翌日。
今日も平和に外警備…
という訳にはいかなかった。
「えっ、学園内警備!?」
「文句あるか?(威圧)」
「イエヨロコンデ」
警備員の先輩である南雲(なぐも)さんに圧をかけられる。
「まぁ、授業中や休み時間は先生方いらっしゃるから大丈夫だろ。問題は…」
「昼休み…」
昼休み。それは食堂に最も多くの生徒が集まる時間。
生徒会や風紀委員など、学校の花形とも言えるメンツも当然来るわけだ。
この二大勢力ときたら、ものすごい人気でね。
「耳栓持ってこうかな…」
「男なのにキャーキャーすげぇよな」
「全くだよ」
今日は青葉も一緒か…よかった。
「オリンピアの凱旋じゃねぇんだよ本当…なんで生徒を抑えなきゃなんねぇの…」
「お前ら文句はその辺にして早く行け」
「「ウィッス」」
あいつ………瀬波琉生だけには出くわさないように気を付けよう。
3年だよな?確か。
とにかく警戒レベルMAXで行こう。
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