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「僕は同じ大マゼラン雲にあるパルカル星から宇宙艇でやって来たパルカル王子です。助けてもらったお礼をしたいから僕と一緒にパルカル星に行きましょう!」 「えっ!」とタロウが驚き戸惑うと、パルカル王子は言った。 「さあ、宇宙艇に案内しますから付いて来てください!」  タルガ星では海を渡る船や空を飛ぶ飛行機は造れても宇宙を旅する宇宙艇なぞという物を造れる程、文明が進んでいないのでタロウは半信半疑になったが、冒頭で述べたように妻と世の中に飽き飽きしているので拒もうとはせず物見高さも手伝ってパルカル王子について行った。
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