選択された者

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   私は意識を失った美織ちゃんを隣の部屋へと運び、椅子に縛り付けて、妹の光ちゃんと向かい合わせにする。 「お姉ちゃん!どう言う事」 「何事も姉妹で仲良くだよ。お互い一緒の方が心強いよね~」 「ふざけているの?ちゃんと説明してよ」 「大真面目だよ~。酷いな~」 「光!どうしてっ!お願い!成美さん!光は解放して!その代わり、私を好きにして!」  美織ちゃんが意識を戻し、早速、大声で私にお願い事をする。かなり消耗している筈なのにな~。 「お姉ちゃんが原因なの!勘弁してよ!私を巻き込まないでよ!」 「こうなるなんて思いもしなかった!ごめんね!光」 「謝って済む事なの!一生恨んでやる!」 「本当にごめんね!お願い!成美さん!光は勘弁して上げて!私だけにして」 「美織ちゃんはかっこいいし可愛かったよ~。光ちゃんは失格だね~」  美織ちゃんの身体が大きくぶるっと震えた。  可愛いな~。 「光ちゃんから始めようか。美織ちゃんは後にして上げるね」  美織ちゃん何度も光ちゃんを解放するようお願いをしてくる。喉が張り裂けるかのような大声で。 「素敵過ぎるよ!美織ちゃん!」  私は右の回し蹴りで、美織ちゃんの顔面を蹴り抜いた。 「お前はクズ以下だ!このボケ!」  光ちゃんの顔面に右ストレートと左フックを叩き込み、更に膝蹴りを胸に叩き込む。光ちゃんは悲鳴を上げて、ぐったりと項垂れ、咳き込みながら口からぼとぼとと血を吐きだす。 「おっ、お願いだから……。止めて……。私だけにして……」  美織ちゃんは顔から血を流しながら、必死に顔を上げて懇願してくる。 「素敵過ぎだよ!美織ちゃん!ご褒美に見たくない物は、見えないようにしてあげる!」  私はナイフの先端を美織ちゃんの涙で溢れる左目に当て、突き刺してから一気に左側にスライドさせる。  顔面から飛び散る鮮血! 「このーーー!ケダモノーーー!」  美織ちゃんの絶叫が響き渡る。高揚感が一気に高まっていく。 「こないでよ!悪魔!」 「美織ちゃんを見習え!このカス!」  光ちゃんの顔面に左の回し蹴りを叩き込む。  頭が右側に大きく揺れ、左足が何かの硬い物に中途半端に喰い込む感触が、温かい手応えとして、全身に伝わってくる。  堪らない……。  光ちゃんの顎を左手で掴み、クイと顔を上げ、左目の下側にナイフを差し込む。  身体をびくと大きく震わせ、甲高い悲鳴を響かせる。  ナイフをグリグリと眼球をなぞるように動かし、眼球を前へと引き出し、左手で飛び出して来た目玉を掴み、思いっきり引っ張る。  ぶちっと眼球と身体を繋ぐ物達がぶち切れる音に、心が激しく震える。  同じように右の眼球を抉り取る。  右の耳を左手で掴み、ナイフを耳の付け根に当て、ナイフを前後にスライドさせて、右耳を一気に引き千切る。  低く濁った声を上げ、鮮血を撒き散らす。  左耳も同じように切り離す。  光ちゃんの高くてシャープな鼻を左手で撮み、ナイフを鼻の穴に突っ込み、鼻の形をなぞり切り裂いていく。鼻からぼたぼたと血が流れ出すが、構わずナイフを喰い込ませて、鼻の形をなぞっていく。  なぞり終わったら、鼻を思いっきり引っ張る。  息が詰まったような声を上げ、血がぼとぼとと流れ出し、鼻骨が露わになり、身体をピクピクと何度も震わせる。  光ちゃんはがっくりと項垂れ、私への抵抗を完全に諦めた雰囲気を漂わせる。 「まだまだだよ~。顔を上げて~」  光ちゃんの顎を掴み、顔を上げさせ、そのまま左手をずらして唇を挟むように掴む。ナイフで唇の形に沿って切り込みを入れて行く。  言葉にならない濁音を喉の奥から発し、身体をブルブルと震わせる。  ナイフによる切り込みが終わり、唇を思いっきり引っ張り、剥ぎ取る。  身体をびくと震わせ、歯の全ては剥き出しとなり、口が裂けたような状態となった。  血と涎が混じり合い、口の辺りから流れ続ける血は止まる事を忘れる。  左手で髪の毛を掴み、光ちゃんの上体を反らせる。  額にナイフを当て、一文字に切り口を入れ、そこからナイフを刺し込み、頭蓋骨の形に逆らわずに、ナイフをグリグリと動かしながら刺し込み、頭皮を剥がしていく。  ナイフを差し込み、頭皮が頭からメキメキと剥がれていく音に酔いしれながら、頭皮を剥ぎ取っていき、頭蓋骨を露わにしていった。  光ちゃんは完全に項垂れ、ただ、血をダラダラと流し続けるだけで、生きると言う気力も消え失せていた。  私は頭皮を放り投げ、絶望の底にいる美織ちゃんに取り掛かる。 「光ちゃんとお揃いにしてあげるね~」 「ケ、ダ、モ、ノ……」  必死に言葉だけで抵抗をする美織ちゃん。  素敵過ぎだよ~。  だから、光ちゃんの顔と同じ状態にしてあげたよ。  眼球を抉り、両耳を切り離し、鼻を削ぎ、唇を切り取り、頭の皮を剥いで上げたよ。 姉妹はお揃いの方が可愛いよね。  美織ちゃんの悲鳴は、絶望的な響きの中に可愛さがあって、心臓の鼓動が異常な程に高まったよ。  二人を並べてみる。  二人の頭部から流れ続ける鮮血の躍動感。  可愛いな~。  二人ともお似合いだよ。  もはや、二人から生への執着は全く感じ取れない。  ナイフで二人が着ている服を引き裂き、ブラジャーを外して胸を露わにする。  釣り針を大きくしたようなフックを四本手に取る。 「今度は美織ちゃんからだよ~」  私はフックをぷるんとした乳房の下から、乳房全体に引っ掛かるように突き刺す。フックの先端が乳房の上の方から顔を出す。  同じようにもう一つの乳房にもフックを突き刺し、引っかける。光ちゃんの乳房にも同じようにフックを突き刺し、引っかける。  フックに縛り付けた細いロープを頭上の滑車に引っ掛け、ロープを巻きとる器具に縛り付ける。  私は器具のハンドルを回し始める。  フックに引っ張られ四つの乳房が上に伸び出す。フックが柔らかい物に喰い込み、引き裂こうとしている感覚を両手に感じながら、ハンドルを回し続ける。  ギリギリと機械が軋む音に笑みを浮かべ、ハンドルを回す両手が更に熱くなってきた。  ブチャ!  柔らかい物が硬い物にぶつかって潰れた時のような音が響き渡り、四つの乳房は縦に裂け、乳房の皮膚は左右に捲れ上がる。 裂けた乳房から鮮血と肉片が噴水のように跳ね上がり、二人の体はびくと大きく震えるように跳ねる。  フックには赤い肉片がこびり付き、血を捲き散らしながら、誰も乗っていないブランコのようにユラユラと左右に揺れていた。 「二人とも、もっと楽しもうよ~」  私は光ちゃんを縛るロープをナイフで切り、床に寝かせる。  ロープを張るための鉄杭を両手に持ち、光ちゃんの股間に思いっきり突き刺す。  光ちゃんの身体がびくと震えるように反る。  大型ハンマーを握り締め、ゴルフスイングのように振り回して、鉄杭の頭を叩く!  鉄杭の頭をハンマーで殴る度に、光ちゃんの身体はびく、びくと震える。  けたたましい金属音が響く度に、両手には鉄杭が体内の臓器を破壊しながら、身体の奥へと進んでいく感触がしっかりと伝わってくる。  身体が蕩けるような生温かい感覚が堪らない。  グシャッ!  中途半端な硬さの物を貫いた時のような破滅的な音が響き、鉄杭の先端が顔面に達した。  鉄杭の先端は下顎を貫き、裂けた口を上下に広げ、上顎から頭部を少し持ち上げるような形で、光ちゃんの全身を貫いた。 「次は、美織ちゃんの番だよ。お待たせしちゃってごめんね」  私は細いホースを持ちだす。 「喉が渇いたよね。水が飲みたいかな。潤わせて上げるね」  ホースを無理やり裂けた口の中に押し込み、身体の奥へと押し込んでいく。  美織ちゃんの身体がびくと大きく震え、口から赤黒い吐瀉物を思いっきり吐き出す。 構わずホースを身体の奥へと押し込んでいく。  身体を何度も大きく震わせ、最後は吐き出す物も無くなり、ただ機械的に身体を大きく震わせるだけとなった。  ホースが動かなくなるまで、身体の中に押し込み、水道の蛇口を捻り、水を流し込む!  身体はびく、びくと大きく震えるけど、水を吐き出すことは無い。身体その物が抵抗力を失い、ひたすら体内に水が溜まっていく。  体内に流れ込む水のせせらぎのような音が、私の生命の鼓動の躍動を熱くしていく。何とも言えない温もりのような感情が湧きおこり、笑みを抑えることが出来なくなってしまった。  美織ちゃんの下腹部が蛙のように膨れ出し、身体がぴくっ、ぴくっと痙攣をしているかのように、一定のリズムで無機質的に震え出す。  ブチャッ!  水風船が破裂したかのような音が響き、股間が裂け、透明感のある赤い色の鮮血が噴き出した。  一気に噴き出した鮮血の赤い色は、水の透明感にかき消されていく。  破裂した股間から流れ続ける水が、美織ちゃんの生命を身体の外へと流し出す。  美織ちゃん……。  最後まで素敵だったよ……。  私は倉庫の壁に二人の血を使ってゆっくりと、笑みを浮かべて書き記す。 『エリーナ 作品10』と……。 FIN
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