突然の修羅場

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それにしても、前世を思い出すくらいの一大事って何だろう? そんな私の疑問に答えるように、隣の男性が言う。 「イザベル。早く、二人に挨拶を……亡くなったお前の母親と違い、新しいお母様は優しいぞ? あと、妹も可愛がるように」 ……ごめん、現世の私(イザベル)。多分、父親だと思うんだけど、私、この人と合わないわ。 連れ子の可能性もあるけど、そうじゃなければ亡くなったらしい現世のお母さんと、二股かけてた可能性が高いし。事前に話があったのなら、そもそもパニックは起こさないと思う。
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