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なんか学校の帰りの会みたいだなぁ。
仕事してるんだし、子供扱いしちゃ悪いけど。
と思っていた。
なんだか、男子校の食堂のおばちゃんにでもなった気分だった。
それにしても、あー疲れた!と
椅子から溶け落ちそうになっていると
ミーティングが終わったようで、小汚いキッチンには似合わない
王子様っぽい人が現れた。
語彙力がなさすぎる言い方だが、THE ホスト! という感じだ。
どこで買えるのか皆目見当もつかない、白いスーツを綺麗かつ完璧に
着こなし、営業後だというのに サイヤ人的髪型もキマったままだ。
それはVO5というハードヘアスプレーで固めているからも
あるだろうが、全てが乱れている私とは天と地の差があった。
私は溶けかけていた姿勢を直した。
ま ぶ し い…
とその王子様キャストのキラキラオーラに目を細めていると、
「チーフ親子丼、ちょー美味しかったよ。ご馳走様。
明日もなにか頼むから~。 俺、海っていうの、よろしくね」
とさわやかすぎる笑顔で言ってきた。
思わず立ち上がり
「あ、それならよかったです…どうも」
と、かろうじて目を見て言うと
「じゃっ」
とこれまたさわやかに手をあげて帰っていった。
白いスーツの王子様か…ありゃ白馬の王子様だな…1人2役で…。
と訳のわからないことを、疲れた頭でぼんやり思っていると
隼人さんがキッチンへ入ってきた。
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