憧れの先輩

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外回りの営業。守屋君は、元ホストの経歴を持ちコミュニケーション能力も高い為営業向きで人を引き寄せる魅力だけじゃなくて聞く、話すが出来る営業のエースだった。 「こんにちは。いつもお世話になってます。」 「ああ、守屋君か。いい香料入ったから嗅いでくれ。多月さんも久しぶりだな。香りのプロフェッショナルの道はどうだ?」 「はい。ぼちぼち頑張ってます。香りの世界は幅広く奥が深いですからね?知れば知るほど興味深くなりますよ。」 「おお!いい事を言ってくれる。香りは化学で閃きとイメージはイコールにはならないが、意外性があって面白い。今回、守屋君の持ってきたサンプルの香りはどうかな?」 「恋人達が寄り添いたくなる愛の香りをテーマに作ってみました。ラブ&パフューム」 「ほう。どれどれ…!?これは、ムスクとローズに甘いバニラ…スパイシーなブラックペッパー。成る程、面白い香りだ。」
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