憧れの先輩

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守屋君の作った香りが気に入ってサンプルの香りを渡して、生産してもらう事になった。 「さてと、もうお昼ですね。何か食べに行きますか?」 「そうだね。」 「…何か浮かない顔してますね。大丈夫ですか?」 「うん、大丈夫だよ。珍しいね?守屋君が心配してくれるなんて、明日天気悪くなるかも。」 守屋君に、見抜かれていつになく落ち込んでいた。自分で思うような香りが作れずスランプ状態だった。 「美味しいものでも食べて気分転換しましょうか?多月さんらしくないですよ。そんな暗い顔。都川さんに見抜かれてお説教食らう前に切り替えて下さい。」 守屋君が、私の手を無理矢理引っ張って何処かに連れていった。周りの人達の目が痛い。
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