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昨日の嵐は嘘のように
澄んだ、静かな空気の朝でした。
カーテン越しに、朝日が部屋いっぱいに射してきました。
お母さんは、ぐっすり眠って目を覚ましました。
久しぶりに怖い夢は見ませんでした。
満たされたような気持です。
これからは
大好きな人だけに囲まれて暮らせる。
お父さん、私、こぎん、赤ちゃん…。
ふと、伸びをしながら横をみると、
隣で寝ているはずのこぎんが、
いないことに
その時、気づいたのです。(完)
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