月(仮名)が輝いている
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「何か飲みたいもの、ある?」 俺はウサギに尋ねる。ウサギは顔をやんわり紅潮させながらジントニックと答えた。 最近のウサギは案外渋いものを注文するんだなと思いながら、俺はウサギの温かな手を引いてドアノブを回した。 黄色輝く、月明かりの下。
こ
(
・
)
の
(
・
)
子
(
・
)
なら、今の俺でも大丈夫な気がした。
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