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僕は、枕を持って
空 「梅野君が僕の部屋で寝るなら、僕が梅野君の部屋で寝る!」
そう言って自分の部屋を出て梅野君の部屋の前でドアノブに手を掛けた。
空 「……あんのぉ…クソ梅野郎~!!」
梅野君の部屋は、鍵が掛かってた。
他の部屋に入る訳にもいかず、自室に戻ろうかとも思ったけど………。
「観念した?」…って、梅野君に言われそうな予感がしてイライラが止まらなくなったのでリビングの大きなソファで寝る事を決めた僕。
……掛ける物がない。
と、一瞬思ったけど、僕が愛用している枕には、凄い秘密があったのを思い出した。
空 「…う~ん♪…ちょうどイイ…♪」
実は、僕の枕は、ただの枕ではない。
枕に付いてるファスナーを全て開けると、大きめのブランケットになる優れ物。
この時期は、大分暖かくなったから、多少薄めのブランケットでも大丈夫。
リビングには、暖房もあるし寒くなったらスイッチ入れれば風邪引かない。
枕の代わりにクッションを頭の下に。
ちょっとソファが硬めだけど………。
十分眠れる…………。
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