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この盗賊団のなかでもはや私は末っ子扱いだ。
実際はリンが一個年上でイーとは同い年なのだけど。
「よし!おふざけはこの辺にしといてちゃんと準備しとけよ。」
「「はーい」」
そう言って私達は準備を始めた。
私はいつも盗みに入るときのカバンにナイフをつめた。
この国は治安が悪い
盗みがバレたときは戦うしかない
相手はナイフを平気に出してくる
これがこの国なのだ。
私は未だにナイフはうまく使いこなせない
リンやイーはナイフの使い方がうまくて憧れている
実は昨日の盗みも途中でバレてしまって店の主人がナイフを出してきた
そのときうまく使いこなせない私を助けてくれたのは二人だった
早く上手に使いこなせるようにならないと……
私をかばったせいでリンとイーが怪我をしたら命を投げ出しても償いきれない
二人は私をすくってくれた命の恩人なのだから。
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